ここのところ色々な方から聞かれます。
米屋です。
毎度ありがとうございます😊
🐒1/31 政府備蓄米放出する方向性が示されました。
朝のワイドショーのタレント兼マルチコメンテーター的なお方々は、
「これで安くなりますね!」
「安心出来ますね!」
「何で直ぐに放出しなかったんでしょう?」
まぁ適当な事言うとりますわ。
ドアホ!
すみません💦
まず、農水省のホームページ も参考に、 ちょいと講釈を垂れさせて頂くと・・・
「備蓄米」とは、1言でまとめますと、日本政府が凶作や不作などの緊急時に備えて保存している米のこと。
1995年に施行された「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律」に基づき、米の供給が不足する事態に備え、必要な数量を在庫として保有することを目的としています。
95年と聞いて、私のような50代ないしは40代の人は、ぴん!と来たのではないでしょうか?
そう、この備蓄米制度、「平成の米騒動」と呼ばれる1993年に発生したお米の大不況を受け、導入されたものなんですね。
昨今では毎年、記録的な猛暑!や酷暑!と叫びたくなる状況ですが、 この年(93年)、日本は記録的な冷夏に見舞われまして。 お米も記録的な生育不良の年だったんですね。
この経験を活かし、「米の安定供給を確保する」ための仕組みとして導入されたのが、備蓄米制度というわけです。
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読んで頂けましたでしょうか?
次はこちらを
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こよのうな次第でして、
日本政府の備蓄米は、全量で100万トン(現在は91万トンとの事)とされており
日本の1年間の消費量700万トン弱の13.4%にあたるわけです。
これを期間で考えると・・・ 仮に、過去5年間分の備蓄米全てを出しても
賄えます期間は、2ヶ月弱。。。(←絶対無い話です💦)
6年産の20万トンでは。。。。
10日分くらいじゃないの?的なお声が
聞こえてきそうです。
2024年のお米の生産量は、前年比で2.7%増といわれてまして なんと6年ぶりに増産となったのです。
それなのにこの状況たるや・・・
さてさて。。。
コメ業界のみならず、政治的な絡みも
あるのかもしれませんが。。。。
つづく。。
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